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アルファロメオ・デザイン(1)

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写真: アルファロメオ・デザイン(1)

写真: アルファロメオ・デザイン(2) 写真: 南房総の春:(7)

http://photozou.jp/photo/photo_only/3011049/267499403
(Canon 5D3とTokina AT-X 28-80で撮影、絞りF11)

イタリア・アルファロメオ社のチーフデザイナーであったアンドレアス・ザパティナス(ギリシャ・アテネ産まれ)のデザイン。

デザイン的には大変な意欲作で、特にR1に関して、故・前澤義雄氏(元日産チーフデザイナー)が絶賛したことは忘れられない。

ザパティナス氏は、フィアットでバルケッタのデザインにかかわったのち、師であるクリス・バングルを追ってBMWへ。その後フィアットに復帰。そして2002年、スバルのチーフデザイナーにヘッドハンティングされた。

2003年にR2が、2004年にはR1が発売。どちらも欧州車的な凝縮感が強いフォルムを持ち、フロントにはスプレッドウインググリルが輝いていたが、室内はライバルに比べるとケタはずれに狭く、軽としては驚くべきデザイン優先の作品だった。

このためデザイナーや専門家には高評価でも、安くて広いクルマを求める軽の購入者には受け入れられず、営業的には完全に失敗。特に実質二人乗りで200万円(オプション・諸経費込)に達するR1は、5年間の合計販売期間合計で15,000台(軽ヒット車の月間販売台数以下)にも満たない「レア車」となった。

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