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2023_0319_154131 JR鴨川橋梁JR鴨川橋梁(東海道本線の南側3線用)

写真: 2023_0319_154131 JR鴨川橋梁JR鴨川橋梁(東海道本線の南側3線用)

写真: 2023_0319_154216 JR鴨川橋梁 写真: 2023_0319_154044 JR鴨川橋梁(東海道本線の北側2線用)

真ん中に1線分、その両側に箱状の桁を持つ2線が渡っています。真ん中の1線は戦時中の昭和17年に東山トンネルの1線増設分と同時に増設されました。
軍需による輸送力不足を補うための増設です。
複線に対して1線だけ増設して中途半端な感じがしますが、当時は京都以東は非電化で蒸気機関車が貨物を引っ張っていましたが、上り東行のトンネルが上り勾配で蒸気機関車はよりたくさんの煙を吐き、一列車通過すると排煙が終わるまで次の列車がトンネルに入れず、列車の間隔が詰められないという事情によります。

王道を行く対策としては無煙化→電化となるのでしょうけど、電化となるとここだけでなく米原までとか名古屋までとか纏まった区間の電化が必要ですし、戦時中で空襲に弱い電化はしたくなかったという事情もあったのだと思います。
急遽上り用のトンネル増設という付け焼刃的な対策が行われました。

その両脇の2線は昭和40年に輸送力増強で草津~京都間を複々線に線増したときに追加された橋で、既存の橋脚と干渉しないようにボックスになった断面の大きな橋桁として径間を延ばし既存の橋脚を避けたものと思われます。
北側と合わせ合計5本で、複々線に対して1線余りますが、丁度真ん中の線は東山トンネルの手前で途切れており、西から京都駅に執着した列車などの折り返し用の引き上げ線として使われています。(ですのでしばしば橋の上に電車が止まっているのは目に止まります。)

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